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居住年数が重なればその土地の事がよくわかるようになりなじめるようになるでしょ。至高世界も同じなのよ。私はそれと知らずにその世界に避難させられたの。初めの頃は何度も死んだようになっていたわよ。天地がひっくりかえったかと思えるからね。

 

それでも正気を保てたのはそれが全てメシアの御言葉に即していたからなのよ。だからその御言葉に隠されている深い意味なども読めるようになるのよ。うすぼんやりしている輪郭が居住年数を経るごとにくっきりと映りだすのよ。

 

一般の世界では至高世界など雲をつかむような話ととられるでしょ。しかしキリスト・イエスが預言していたのもこの世界のことだし、お釈迦様の預言ともきっちりと整合するの。この世に来てその世界で御用を見出した先見者たちはすべて一致しているの。

 

それが聖書でありカバラの命の木であり、古事記の神宝なのよ。すべてが預言の性格を秘めて一致しているのよ。命の木と十種の神宝がコンパクトにまとめられた預言の塊なのよ。

 

命の木は至高世界への避難経路の見取り図なのよ。その世界への架け橋の下に隠されているのが式神様の十種神宝の生玉なのよ。

 

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しかしこの橋も御神宝も御用のない人の目には生涯映らないから通ることができないの。避難しそこなうのよ。何故避難しなければいけないのかというと、中高世界以下はやがてダムの放流で水没するし、毒ガスの散布された地下鉄の車内だからなの。

 

地震、雷、火事や水害、毒ガスや核爆弾は人を一度しか殺せないけれども、滅却するように促されている煩悩は人を二度殺す猛毒なの。そのような阿吽の猛毒ガスが蔓延している世界なの。それでも顕世では人生というものをお慈悲により、それなりに満喫できるでしょ。

 

しかしそのまま幽世に移行したら最後、そこにいる父神様から首を落とされかねないし、死返しの玉が飛んでくるのよ。そして妖怪釣瓶落としの手に堕ちるのよ。


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なぜかと言えば式神様をお遣わしになり与えようとした祝福を踏みにじって帰って行くのだから当然そうなるのよ。式神様を藁人形として扱った鬼と化して帰るということでしょ。この世に来て御用の向きを悟れない人というのは相当脳天気なのよ。そういうことなの。

 

そうこうするうちに地下鉄の車内の毒が許容量を上回り、満水になった上流のダムが放水を開始したので、非常事態宣言による警戒警報が出されたの。時が満ちたという事なの。

 

命の木のダアトの位置にある非常警戒装置のランプが点灯してしまったのよ。だから世界中で人体のその位置をマスクでガードしなければいけなくなり、古事記の示すその位置で今年の六月から異臭騒ぎとしてサイレンが鳴り響いているの。世界中と日本と個人のその位置で神界から避難勧告が出される時代になったのよ。

 

式神様のお慈悲による避難勧告なの。ところが御用のない人ばかりなのよ。避難経路の見取り図まで示されているのにね。まるで1999年の夏の玄倉川でしょ。式神様の式年に至ったということなのかしら。

20c50674-07cb-4324-98bd-ab1849ff4d2f阿吽



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