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わたしね、今でも人と話していると、意見の相違によりあなた真面目なのねとよく言われることがあるの。そのたびにその言葉の裏腹に、あんた馬鹿正直ねという意味をくみ取りいやな心持になることが昔からけっこうあったの。

 

でもね、そのような性格だったからこそ、おかしいと思うことは突き詰めて納得がいくまで考えつくさないと気が済まず、とことん考えつくすのが当たり前になっていたの。

 

その結果わかったことは、神様はそのような人の性格の奥の奥まですべて目を光らせているということなの。ひとから馬鹿真面目、くそ真面目と蔑みの目で見られるくらいに考えつくさないと三つの眼は開かれないわよ。

 

その目が開かれたときに三人の神様と目が合ってしまうのよ。そして私のことは全て御存知で、私が悔い改めるのをじっと見つめていらっしゃった、すべて見られていたと気が付くの。

 

そのようにアイコンタクトでお許しを受けずに目を逸らしてばかりいると、肝心な時に神様から目を逸らされるわよ。プロビデンスの目ではないの。天照大御神の左目なの。月読命の右目なの。眉間にあるのが素戔嗚尊の千里眼なの。

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